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映画の題名「まちむすび」の「むすび」とは、「繋ぐ」「繋がる」という意味です。

私は撮影を通じて本当の意味の「むすび」を感じました。

毎日いろんな人と会い、話をしている時にも、クラウドファンディングのお願いをしたり、仕事の合間に友人や知人にまとめてメールで案内したりする。そういう僅かな時間でも協力しようという前向きな商店主一人一人の姿がありました。その集合体が商店街であり、それこそが「むすび」だと感じました。

今回のテーマは、 <未来を担う若者たちが協力して映画を作ることで地域がどう変わるのか> です。若者たちの「本気」を受け止め理解し、環境を作ってあげるのが、我々「大人」の「できる事」であり、地域活性化の「要」なのではないかと思いました。

若者が後を継がないのは若者の「本気」に「本気」で向かい合わず、受け入れることなく理解しようとしない「大人」の方に問題があるのかもしれません。

「頑張れ!」と上から目線で上っ面の声をかける無責任な言葉はいりません。

「頑張ろう!」と共に前進しようとする言葉こそ 「むすび」 ではないでしょうか。

若者たちの「本気」を、思う存分に頑張れる環境を整えてやれる「大人」が、これからの街なか活性化のキーだと思います。

この作品を通じて我々なりの「むすび」を感じていただければ幸いです。

映画「まちむすび」に寄せて

千石町通り商店街振興組合 理事長 窪田憲修

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